日本では年が明けましたね。2013年…。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
遠くから、みなさまのご健康とご活躍を祈っています。
さて、
重大発表・・・といっても私事ですが、
この旅を一時中断することにします。
理由は、
2月から10ヶ月間、ボリビアのコロニアオキナワというところで
日本語と体育を指導する教員として、働く機会をいただけたらからです。
以前、コロニアオキナワを訪問した際に、
教員として働くことができるチャンスがあることを知りました。
旅を続けたいという強い思いがある一方、
「ある思い」もそこで強く感じました。
それは、学校を見学させていただいたときにかんじたものです。
学校が夏休み期間中であったものの、何人かの子どもたちとすれ違いました。
そのときに、旅人である見ず知らずの私に「こんにちは!」と
私とすれ違う全員があいさつをしてくれました。まっすぐ目を見つめて。
その瞬間に、「ひかれた」のです。
ここではどんな教育をしているんだろう・・・と。
そして、そこに住む人々の温かさにも触れることができました。
教育は学校だけでするものではなくて、家庭でも、地域でもするものだと
以前働いていた学校で私は学びました。
コロニアオキナワでの、子どもを育てる環境を知ってみたいと思い、
働いてみたい思いに駆られたのです。
「あいさつがしっかりとできる」は、特に南米で感じたことですが、
素晴らしく気持ちのよいことで、人と人との距離を一瞬で縮めることができる、
そして、相手の様子を知るのに最適な手段であると。
「Hola, como esta? todo bien? que tal?」この会話、結構南米であります。
「こんにちは、どう調子は?万事OK?大丈夫?」という意味で私は使っていますが
見ず知らずの人にも使ったり、会話のきっかけに使ったりします。
ボリビアやアルゼンチンでは食事を食べている人に対して「Buen provecho」といいます。
直訳すると「よい利益を」という意味ですが、これも大変心地の良い言葉です。
そういうあいさつのやり取りが、とても人間的で、温かみのあるもので、
好きになりました。
そしてこれらのあいさつができるよう育てている環境に興味をもちました。
そしてそれらの「Costumbre(習慣)」を知る機会をいただけました。
12月末にお返事をいただき、コロニアオキナワの学校で働かせていただくことになりました。
とても悩みました、旅を一時中断することに。
ある方に相談したときにいただいた言葉「一時中断しても、断念はしないでほしい」
その言葉に背中を押されました。
また、他の方には「もう3年も旅出るって決めちゃったんだから、何やってもいいんじゃない?」と言われ、背中を押されました。
沖縄出身でもないし、日本語教師のプロフェッショナルでもないし、
沖縄の文化に詳しいわけでもない。
でも、きっと私自身にできることがあるから、採用していただけたのだと思っています。
中米や南米を旅し、日本を離れたことで、日本人の良さや日本の良さについて
考える時間を多くもつことができました。
どんなことを伝えられるんだろう、これは子どもたちと向き合う中で、
そしてそこで働く先生方を見て、そこに住む家庭の様子を見て、
見つけていこうと思います。
いやー、長くなってしまいました。
実質的に、旅は一時中断、しかしそれをあきらめることはしません。
帰国日が伸びます、きっと。
家族には特に迷惑をかけてしまいますが、もうだいぶ迷惑をかけきっているといっても
過言ではない今の日々(笑)許してね。