2014年2月13日木曜日

私がブラジルを好きな理由

今回は写真なしです。
ちょっと思っていることを。

いままでこの旅で、18ヵ国まわってきました。
グアテマラやアルゼンチン、ボリビアのように、長く滞在したところもあれば、3日くらいで出た国もあります。
南米最後の土地がブラジルとなったわけですが、
とても好きなんです。

理由は、
差別が少ないから。

実際、心の内はわかりませんよ。
でも、言葉や態度に少なくとも出さない。
一人の人間として、尊重してくれる国です。
おおらかな国民性もあります。
そして何よりいろんな人種が移民して作られた国という背景もあります。
優しいんです。

中南米では、見た目で差別されていました。
目が細いから、背が低いから、
そういった理由で笑われたことが何度あったか。
中にはもちろんいい人もいるし、友達になれた人もたくさんいます。
話せば、大抵仲良くなれるんですけど、
ただ、概して、見た目で差別されていました。

ちょっと怖い話。
この国は、強盗が多いと聞きます。
親戚と話していて、
いままでで五回車を盗まれたとか、
車を車庫にしまおうと車庫の鍵を開けている最中に、もう座席に強盗が座ってたとか、
サンパウロでは1日に400台の車が盗まれてるとか。

みんなそれでも、
「命あるからいいよね」と言ってます。

強盗がとても多いのはやっぱりいやだけど、
それでも、「人」ということを考えると、ブラジル、素敵な国なんです。

最後に、ショックな話をひとつ。

友達の、日本大好きなブラジル人と、彼が日本に行ったときのことを話していたんです。(その彼は日本語ペラペラ、それだけで尊敬に値する)
「ぼくがいやだなって思ったのはね、電車で座ろうとしたときにね、両側の席の人が立ってどこかに行っちゃったんだよね。たくさん人がいるのに、ぼくのまわりには座らないで、立ってるの。あれは悲しかったな。」
だって。

経済は先進国だけど、対外国人に対しての人権はまだまだ後進国だと、日本に住んでて思いました。

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