2014年5月31日土曜日

カミーノ 1日目 本当はもう3日目を歩いてます

巡礼路1・2日目
歩き始めの1日目は25km。あと678km(笑)。
パンプローナの街の綺麗さにはたまげたけど、5kmも歩けば、次の小さな町に出会う。


 道には、こういう印があって、道迷いは基本的にない。



 歩いていると、小麦の多さに驚きます。


 その小さな町の綺麗さというか、美しさにもたまげる。
こうした驚きというか感嘆というか、そういったものが毎日味わえる道。








1日目のハイライトは、プエンテ・デ・ラ・レイナという橋。
意味は、女王の橋。
1日の終わりに Barで一杯するのが、自分のリズムになりつつある笑

朝早く起きて、食べて、歩く。
昼食べて、歩いて、夜食べて、寝る。

その繰り返し。なんて幸せな日々なんだ。

2014年5月30日金曜日

el camino de santiago サンティアゴへの道 スタート

「サンティアゴへの道」というキリスト教カトリック派の巡礼路があります。
サンティアゴ・デ・コンポステーラという場所を目指して歩くルートはいくつもあり、
今回私は、フランス人の道というルートを選び、コンポステーラへ向かいます。
だいたい30日間を予定していますが、結構飛ばして歩き始めました。

これを歩いてまだ1日ですが、歩いていて考えるのは、聖書のことと、巡礼路ビジネスのこと。
機会があれば、おれの思いを書こうと思います(笑)

さて、第1日目のスタートは、パンプローナの街から。
ここは、牛追い祭りで有名だと思います。あとひと月すると、牛追い祭り真っ只中。
 こういう路地ばっかりなパンプローナ、というか、スペイン。

 教会はカトリックのものが圧倒的に多い。
 これを見ると、ああパンプローナだなと感じる。
 この広場も、抜群に美しいな。行ったことないけど、ベルギーの有名な広場みたい。
 なんか演劇かショーをやってたんだけど、そそられるタイトルだった。
街中に、Barバルがあって、シエスタがあるだけあって、夜は長い。
ちょろっと飲みに行くのにちょうどよい。そんなに値段高くないし。


巡礼路には、町々に巡礼宿があって、そこに泊まって次の日朝早くから出発する。
パンプローナが初めてだったけど、だいたい5~10ユーロくらい(700円~1400円くらい)で泊まれる安価な宿。しかし、巡礼する人が多数なため、早めに到着しないと、いっぱいで次の大きな街まで何キロも歩かないといけなくなる。

 インターネットはばっちり使えるし、
 ベッドだけなんだけど、
洗濯もできるし、調理もできるし、
泊まる所には文句なし。
いろいろな国の人が巡礼に来ていて、日本人も多い。

そうして、1日目前夜をパンプローナで過ごしました。

2014年5月28日水曜日

マドリッドの街並み

小さいけど、かなり綺麗な街、マドリッド。
大都会だけあって、かつ、先進国だけあって、さすがに「チーノ攻撃」はない(笑)
しかし、いろんな人から話を聞くと、スペインは差別が激しい国だというから、
自分の目で確かめていきたい。
これいろんなところでいろんな人に話していますけど、
本当に、アジア人蔑視はひどいですからね、世界中で。心地よく旅ができないですから、本当に。

さて、マドリッドを歩いてみました。
まだまだ行きたりないところがあるので、再訪したいです。
プラド美術館の絵画や彫刻の量には圧倒されました。




 シエスタがあるので、こうやって昼後は店が閉まってしまう。
マドリッドの場合だと、2時頃から5時頃までは閉まり、店の人は家に帰ったり、Barで飲んでたりする。

 マドリッドの定宿になりそうな、キャンプサイト。12ユーロくらいで泊まれるので、経済的。
ヨーロッパはこういうところを利用していきたい。
しかしこのキャンプサイトは年齢層が高かった。65歳以上の人がほとんどだったな。



ここから、パンプローナ(牛追い祭りで有名)に移動。
明日から、できれば、「サンティアゴへの道」を歩き始めます。
この道は、キリスト教カトリックの巡礼路ですが、基本的には誰にでもひらかれている巡礼路です。
私はパンプローナという街からスタートですが、いろいろなところからスタート地点はとれます。
今回の私の巡礼路は、順調に行って1ヶ月かかります。
できれば全て徒歩でいきたいものです。やるからには。
でも、時間の都合でバスを使うかもしれません。
巡礼路中いろいろな町に寄っていきますので、それをアップしていきます。(毎日はできないかもしれません。)

2014年5月27日火曜日

スペイン闘牛、Los novilleros

スペインに来たので、これは見てみたいというものをリストアップした。
そのうちの一つ、闘牛に行ってみた。
Los novillerosロス・ノビジェーロスというカテゴリー(になるのかな?若い牛を相手にするカテゴリー)で、この時期はシーズンなのか、本当は毎日曜に開催のところ、毎日開催しているようで、
日曜だったら見られずにマドリッドを去っていたから、ちょうどよかった。

昼間のうちにVentasという駅の目の前にある闘牛場に行き、
「今日ありますか?」と言ってチケットを買う。(4.9ユーロ、だいたい700円くらい)


夜の7時に始まった。
4.9ユーロの一番安い席には、野次をいっぱい飛ばすおじさんたちが座っている。
サッカーに人気をとられ、また動物愛護の観点から、
以前と比べて人気が衰えているといわれているが、
そんなことを全然感じさせないくらい、熱気に包まれていた。
開始前に、一杯




全部で6回あるうち、3人のマタドールが交互に出てきて、牛を交わしながら殺す。
ちなみに、マタドールとはEl Matador、殺す人って意味。
でも、地元の人は「マタドール」という言葉は使っていなかった。
ずっと「Los novillerosノビジェーロス」を使ってたけど、若い牛を扱う人たちのことを指すようだ。
これはバンデジェーロスという役
最初見始めたとき、「これって、伝統文化だけど、動物を殺すのをみんなで見るんだよなあ。その瞬間が辛いなあ。」と思っていたけど、
実際毎日のように食している牛肉のことを考えると、おれの考えは偽善的な考えなのかもしれないと思い始めた。


バンデジェーロスがピンク色の旗を持ち、牛を興奮させ、
ピカドールが背中に何発か槍を打ち込む。(picar=刺す、picador=刺す人)
その時点で、結構ドクドクと血が流れ出ていて、出血多量で倒れるんじゃないかと思わせてくれる。

しかしあれだね、マタドールの舞いが華麗だわ。
華麗という言葉がぴったりだと思う。

どうでもいいけど、この白線、手動でライン引きを動かして描いてたな。ちょううま。
運動会のライン引きを思い出す・・・。タイムリーだからこっちも応援してます、運動会ファイト!

 とどめの一撃を背中に打ち込むんだけど、すぐに一撃で逝く牛と、そうではなくしぶとい牛がいて、
しぶといと2発目が入る。観客的には、一撃でとどめをさすほうが盛り上がるみたい。
なかなかそれでも逝かない牛には、脳天に一撃が入り、即死する。
1回の公演が終わるごとに、観客は立って、栄誉をたたえる。
一撃を加えた後のノビジェーロ
誇らしげに歩く姿がとても印象的だった

牛が死んだ後は、馬3頭によって退場門へと引きずられていく
ノビジェーロスの退場の場面

隣のおじさん、といっても70代くらいの方と話していたんだけど、
最初は、あんまり話してくれなくて、質問ばかりしていたら、どんどん話してくれるようになって、
でも、おじさんにとってはつまらない日だったのか、
「今日はダメだ」と言い残し、5回目の公演で帰ってしまった。
そんなおじさんからは、
「最後の一撃はまっすぐ入らないとヘタだ」とか、
「死んだ牛は20分くらいで解体される」とか、
毎回の牛のデータなんかも説明してくれた。

彼は、毎週日曜には来ているという本当に常連の方だった。

夜9時に、閉場したわけだけど、マドリッド、高緯度にあるのかまだ明るい。
結局暗くなるのは10時近くなってから。

2014年5月26日月曜日

香港~エチオピア~ドゥバイ~マドリッド!31カ国目入国!

31カ国目、スペインに入国して、旅の後半戦スタートです。
無事、スペインのマドリッドに到着。

2年経っても、旅の意欲は衰えないというか、
「ああ、いつもと同じスタイルに戻ったな」というのが正直な実感です。
日本での滞在が、非日常だったんだと我に返りました。


3日前に成田を出発してから大阪の関空で一泊、
その後香港で少しのんびり。
 3000くらい泳いで、夜に空港に戻りました。
空港からプールまでの道は以前行ったことがあるので、もう迷いませんでした。

香港の夜景を見たいと思っていたのですが、あいにくこの日も小雨で、丘の上から見下ろすことができず、下から見上げてみました。

エチオピアまでの機内で一泊し、
アジスアベバの空港で10時間くらい待ち、その後ドゥバイへ。
この空港、やたら係員が見当たらないんだけど、トイレ清掃員やお店の人に「どこどこ行きたいんだけど」というと、親切に誰もが案内してくれたのが印象的だった。
人の多さに圧倒されたわ。
この人だかり、朝の6時でっせ

 エチオピアでもドゥバイでも、中国人だらけ。人も多い場所なんだけど、彼らは平気で前からぶつかってくる。よけろよ!とか思うけど、女性にも子供にもぶつかっていたのを見た。
そして、謝罪はない(笑)。
そして、上の写真なんだけど、団体で移動している瞬間なのね。
アーアーいいながら(たぶん「あっちだ」と言っている、Rの発音)、大行進してくるんだ。
なんだか、動物に見えて仕方なかったが、周りにいた多くの人が見てたり写真撮ってたりした。
おれもそのうちの一人だけど。
話は変わって、スペインのマドリッドに到着。
6月からスペイン横断の巡礼路を歩くために、首都のマドリッドで少し準備。
そのために今回、スペインからのスタートなのです。
むむ、ちょっと今まで使ってきたスペイン語と違うぞ、と思う一場面。
トイレはAseosと書かれていたけど、中南米ではBanhoでした。
アルゼンチンの発音と近いかなあというのが第一印象ですが、まあ、そんなに中南米と変わらないです。