2013年12月30日月曜日

ウシュアイアで氷河を見に行きたい!

最南端ということで、ここの風がとても強いということ、
夏の景色なのに雪が降っているところ、を体験したくて、
氷河を見に行くことにしました。

日帰りトレッキングで行けるところで、laguna de los tempanosという湖にねらいを決めました。
宿の仲間と7時過ぎに出発。
おもしろい苔が・・・


途中、森の中を抜けるのだけど、緑の葉が茂っているんです。

しかし、ちらりちらりと雪が舞っているという状態。
においは冬のにおい。あの、よくスキー場で感じられるにおいです。
あれは、雪のにおいなんでしょうか?
ここウシュアイアでは、森林限界が低く、700mくらいでもう植物はなくなり、岩の世界になります。
日本でしたら、そうですね、北海道であれば、1500mくらいでしょうか、森林限界。
日本の本土だと2500mくらいです。森林→岩肌→雪や氷河というこの層がぐっと圧縮されていて、見ていて不思議な気持ちになる。

途中、いきなり野良犬が参上し、またその犬が、
目的地までガイドしてくれるというスーパーな犬で、
日本で飼っている犬のケビン君に会いたくなるという切ない感情がこみ上げてきたけれど、
 


無事6時間の登りで湖に到着。
湖の上に氷河が漂っていました・・・。
ねらい通り、前傾姿勢が取れるくらいの強風を体験。

今年最後のトレッキングで、ウシュアイアを感じました。

2013年12月28日土曜日

最果ての地、ウシュアイア

いよいよ、アメリカ大陸最南端へ。
昨年の5月にロサンゼルスの地に立って以来1年7ヶ月間ずっとアメリカ大陸にいるわけだけど、
ここまで来たなーという感のある土地です。

海と雪山があり、南からは南極からの風。
朝の4時から夜の11時まで明るい空。
世界中からの観光客。
ここウシュアイアです。
そして、ここでは、日本人宿である「上野山荘」というところに泊まっています。
ひさしぶりにNHKを見て(といっても、1ヶ月ぶり笑)、紅白を見ながら年越しができます。

さて、最南端へ遠足に行ってきました。



まずは、宿から10kmはバスで、そこから7kmは徒歩で、「最果ての郵便局」に行きました。
この小屋が、はがきや切手、記念品等を売っている場所で、
ちょうど夫婦でいた販売員さんと一枚。


その後、トレッキングコースを4時間歩き、「最果ての地」へ。


ここが、最果ての地



帰りも4時間歩きテント場へ。雪と雨が混じる夜、こんなときは、1人焼肉!
アルゼンチンはビーフが安い。1kgの肉を買っても、40ペソ程度。だいたい500円くらい。

帰途、きれいな景色も見えた。
海を挟んで島があり、また海があり、その向こう側に山がある。



そうやって何層か過ぎると、大きな海が広がり、その先が南極。
ここから南極ツアーがたくさん出てるけど、4500ドル以上する(時期的にもハイシーズン)ので、
今回はパス。こういうところは、新婚旅行で来たいな。

ここ、アルゼンチンでは、通貨が不思議なことになってます。
昨年のこの時期もアルゼンチンにいて、そのときもそうだったんだけど、
公式レートでは、1ドル6.5ペソくらいなんだけど、
闇レートでは、1ドル9.5ペソくらいです。
つまり、闇レートで両替しないと、たとえば100ドル両替したときに、
3000円くらい差が出てしまいます。
銀行で下ろしたり、カードで支払うと損をするということになります。
国中、ドルを求めています。アルゼンチンペソの信用がなくなってきているということです。

首都のブエノスアイレスでは、大停電が起きて、大規模デモが発生しているという話。
幸い、ここウシュアイアでは、治安は安定しています。
観光客でごった返していますしね。

次回の更新は、31日かな・・・。

2013年12月25日水曜日

クリスマス、ナビダード

ネットが使えない宿に泊まってますので、次回の更新は年末です。
ここウシュアイアでもトレッキングしてきます。
メリークリスマス、felizidades!

2013年12月24日火曜日

感じ方は人それぞれ

ウシュアイアに着きました。一気にとばしてきました。

ここまでアルゼンチンのサルミエントという街からバスで36時間。
そして出て行った交通費は、1100ペソ、およそ14000円(泣)。
いくらシーズンだからとはいえ、それはないでしょ的な額にショック。

なにはともあれ、最南端に来ました。
ここでもトレッキングを楽しみたいなと思っています。


コモドロという町ののターミナルでDVDを売っている少年に会いました。
日本の映画もあるよというのでタイトルを聞いてみたら、東京ドリフトだかなんとか。
私もそれを見たので、ああ、あれねと話を進めていたら、
「ガイジンってどんな意味?」と聞いてきた(その映画の中で日本人らしきタレントがその言葉を使ってる)。
意味を教えると、ああと納得したようで、おれに「ガイジン!」と言ってきた。
日本にいたときはガイジンという言葉は、なんかその人を排斥するような感じがして使うのを自分では控えていたんだけど、「チーノ」よりはマシだと感じた。なんでだろうな…。

アルゼンチン、コロニアスイスというところでこんな話になった。
ブエノスアイレスの体育学校の生徒と話してたんだけど、

学生「チーノ?ハポネス?どうしてどこにいっても君たちチーノはいるんだ?えっ、チーノとハポネスは違うの?どうやって見分けるの?」というわけです。

大輔「違うよ。チレーノとアルヘンティーノを見分けるのと同じやり方だよ。」

学生「えっ、違う言葉をしゃべるの?」

22才アルゼンチンの青年の発言。
無知が誤解を生んでるんだろうけど、チーノはここアルゼンチンでも好かれないなあ。
今までどれだけ嫌な印象を与えてきたんだ、と思うくらいだよ。

アルゼンチン人でももちろん素敵な人はいると思う。
山歩き中に出会ったセルヒオという男なんかは、何かと親切に話しかけてくれたり、アドバイスをくれたりした。
けど、国民性なのかな、いろいろと面倒くさがられるんだよね。
旅行者だから面倒かけるかもしれないけどさ、仕方ないじゃんって思うんだけどな。
欧米系の国の人に質問してみたんだ、「やっかいだなあって顔されたり、言われたりする?」って。
ノー、そんなことはないよ、だって。

感じ方は人それぞれだなあ…。

サルミエントのターミナルでは、親切な店員がいた

初めての日本人だ!と興奮して興味深く話しかけてくれた子もいた

こちらは、コロンビアのメデジンから出稼ぎに来ている男
リオガジェゴスという町のバスターミナルで荷下ろしをしている
メデジンの魅力についてたくさん話すと、嬉しそうな顔をしていた

2013年12月23日月曜日

ウシュアイアに向かってます

バスの乗り継ぎがどうもうまくいかなくて、日程が押してきているので、
先に行きたいところに行きます。

アメリカ大陸最南端のウシュアイアに向かってます。
ここでクリスマスと新年を迎えるつもりです。

しかし、バス代超高っ!!!
詳しくはまたあとで!チャオ!

2013年12月21日土曜日

パタゴニア第1弾 ナウエル・ウアピ国立公園

ナウエル・ウアピ国立公園
ロンリープラネットのPATAGONIAN ANDESという本を参考にしながら
パタゴニアの国立公園を巡っているんだけど、
日本語の図書にはパタゴニアの国立公園をうまく網羅して説明しているのがなくて、
このガイドブックを使っています。

この本では、
・Lake District
・Central Patagonia
・Southern Patagonia
・Tierra del Fuego
4つに分かれた地域のうち、それぞれ1~3箇所を1ヶ月半かけてまわっていきます。
今回は、Lake District地域のナウエルウアピ国立公園です。
基点となるバリローチェという町、ここは、保養地というか、
バリバリの観光地で家族連れ、カップル、修学旅行でにぎわっていました。
このバリローチェで情報を集め、地図はいらない(標識が多数あるので)、水の補給地は湖、バスのチケットを買い忘れないことなどを知った上で、バスで1時間のところにあるvilla cathedoralに行きました。

バリバリの保養地



そこからゴンドラで、ぐっと2000mくらいまで上げてもらい(120ペソ)、山歩きスタート。
炎天下の中、稜線沿いを歩き、1日目の行動時間は5時間。
Refugioフレイ(レフヒオは避難小屋という意味)に到着。




氷河の跡が見てとれる




途中で会ったアルゼンチン人はこのフレイの湖を絶賛していたので泊まってみたが。
まあなんとも普通のテント場でした。
2日目朝起きると、筋肉痛が残っていて、その上行動時間が9時間、
砂利混じりの下り坂、2度の登りに苦労し、足が痙攣して転ぶほど。
体力が本当に落ちてるなと実感しながら歩いていました。
2日目に泊まったRefugioJakobは、ここはきれいだった。湖の冷たさにしびれました。





3日目のコースは、当初予定していたコースは雪のとけ具合が良くないとのことで下山コース。行動時間は8時間だが、25㌔という長丁場。
3日間とも天気には恵まれていたが、暑くてくらくらしてしまいました。
コロニアスイサという、ここもリゾート地なんだけど、そこでテント。50ペソ。


ここで、ブエノスアイレスのスイミングコーチと遭遇。
ブエノスアイレスでプールを探してくれるということになり、出会いに感謝。
そんなこんなで最初のパタゴニアトレッキングを苦しみながら終了。

アメリカのトレッキングでも重宝したんだけど、水に溶かすジュースの粉、あれが必要だ。
それと、サングラスが破損。買い換えないとな・・・。

次の目的地は、Central Patagoniaにあたる、Cerro Castillo(セッロカスティージョ)です。
バスで移動だ。

どうでもいい話だけど、
スペイン語圏では、多少発音が異なる言葉があります。
あ、そうそう、南米や中米ではスペイン語と言わず、カステジャーノといいます。
スペインにとどまらず、至る所で話されているという意味でそういうのですが、
アルゼンチンのカステジャーノでは、LLの発音を「シャ」といいます。
いままでボリビアや他の国では、「ャ」や「ジャ」と言っていましたし、私はジャと言っています。
たとえば、カステジャーノが、ここアルゼンチンではカステシャーノとなるんです。
会話をしていると、「んっ?」となります。

2013年12月18日水曜日

プエルトモンというところに少し滞在

漁港の町で、有名で、アンヘルモという食べられるところもある場所に行ってきました。
チロエ島でも、おいしいサーモンを食べたけど、ここでは、貝類を食べてみたいなと思い、



 パイラス・マリナスという料理を食べました。Pailas Marinasとかきます。
牡蠣、赤貝、サーモンが煮込んであって、香草で追い討ちをかけてくれます。
さらに、4000ペソという値段からも追い討ちをかけられました。
だいたい750円くらいなのですが、普段の食事の2倍ですからね。「うっ」ってなりました(笑)


その場でつくってくれる
 あまりにも強烈な印象を残したその味は、私の舌にとどまることを知らず、
翌日の胸焼けにもなって登場してくれました。
忘れられない味になったけど、あれ、築地あたりでも食べられるんじゃね?と
ちょっと思いました。
日本に帰ったら築地に行こ。
 ここがアンヘルモ漁港。昼に行ったせいか、こじんまりとしていた。
 路上では、貝類の日干しもあり、いいにおいをかもしだしていた。
その日のうちに、チリからアルゼンチンへ国境越え。
パタゴニア地方は、結構チリとアルゼンチンが入り組んでいて、何回か国境越えをしていく
なんだか不思議な移動になりそうです。

夜11時にバスターミナルに着いて、そのターミナルで野宿し、翌朝バリローチェの町の中心に来ました。

チリから来たせいか、アルゼンチンの人との温かみの違いが感じられます。
ここが観光地だからかな・・・。昨年ボリビアからアルゼンチンのサルタに入ったときにはあまりかんじなかったんだけどな。

さて、ここからパタゴニアの旅スタートです。
山の中に不定期的に入っていきます。
まずは、ナウエル・ウアピ国立公園に4~5日間入ります。

では、来週また会いましょう!