旅を続ける動機が見つからなくなった。
というわけで、日本を出てからぜんぜん行き先が定まらない今、
ボーッと何するでもなく、飯食っては歩きの繰り返し。
正直、自分のしている旅はもう終わったのかなと感じながら日々を過ごしていました。
【深セン】
深センの街は、正直何もない。ただの街。
きっと中国の他のまあまあでかい街とさほど変わるところがない、でかい街。
わずかながら違うのはきっと、香港に隣接している都市ってこと。
たしか、『深夜特急』の小説にも登場している街だけど、その頃と比べると、
ここまで大きく発展したのかと思うような変化の仕方だと思うけど、
まあ、おれが感じたのは、「おお、やたらでかい街だな」と。
香港に隣接している都市だからか、香港から買い物が来る人が多いみたいで
安い品物が多く売られているということで、混沌としている印象を受けたが、
売春宿が有名で、少し覗いてみた。
その一帯には、公安がたむろしているのが目立つくらいで、
不思議なことに、人々の生活に溶け込んでいる売春街。
昼間は学校から帰ってきて遊ぶ子どもたち。
その同じ空間で、客を誘うでもなく待つ女たち。
夜になると、ぶらぶら歩く男たちと化粧した女で溢れかえる一帯。
屋台のような飯屋で客と飯食う売春女。
床屋が出会いの場らしいのだが、これがまたおもしろい。
男たちは床屋・美容院に入り、髪の手入れをしている女を見定めている。
代金はどっちがもつのか?とか思いながら、でもその光景があまりにも自然で、
見て歩くのが楽しかった。
写真は、広州のもの。
【南京】
南京にはどうしても寄りたかった。
結局ここが最後の滞在の街となった。
ここにある「侵華日軍」
平日雨天にも関わらず、めちゃめちゃ混んでいるここ。若者多いな!
1938年に日本軍が起こしたという南京大虐殺。
そして、中国を侵略した時に起こしたと見られている慰安婦強制連行。
これらのことを展示しているのが、ここ。
民間人殺害という点で、過去日本軍が犯してしまったとされている罪。
300000人という数をあらゆるところで提示しているけど、
数が問題ではないのね、「起こした」という事実が問題だと思うんだけどな。
中国は数にこだわっているように見えたけど、だいたいこの30万という数字も
「約」なわけで、でも「約」で数を表すには理由があるんだけど、
なぜここまで数にこだわっているのかわからない。
これらが、慰安婦の写真です。
こういう言葉もありました。
この虐殺記念館、写真による資料が多くて、これらを見ているだけで、
悲惨という言葉が真っ先に出てくるし、
おれけっこう「日本人」という意識で生活しているけど、日本人がした事実なのであれば、
…悲惨だわ。
こうして第一部を見終えたわけだけど、
ここまでなら、後世に活かすべき展示として、悲惨な戦争を伝えていけるものとなり得ようが、
なんと、第二部がありました!
この第二部を見てて、感じたのは、あくまで個人的な主観ですが、
「日本ってやり方がきたないんだよな、昔から残虐なんだよな、だからこれからもそうしてくるぞ!」
というのを丁寧に説明しているコーナーだなってこと。
しかしまあ、事実に即して作られているし(日本側の協力もあって作られている)、
しかし、そういう日本側の協力者は、どういう気持ちで協力してインタビューをしたり、
コメントを書いたりしたのだろうか・・・
客観的な視点で描写されているとは感じたんだが、いわゆる「残虐な日本軍」というイメージを植えつけるだけでしかないものだと感じた。
これが今の「反日」につながっていくのね。
でも、はっきり言って、余計なお世話だ。
これを人民に見せて、どんな効果を期待しているのか。
案の定、結論はこうなった。
だから、今こうなってんだよな。中国の得意とする、「世論戦」だ。
とにかく、おれはここを訪れて、非常に満足。
見たかった、訪れたかったところ。
もう、旅に未練はなくなった。
というわけで、日本を出てからぜんぜん行き先が定まらない今、
ボーッと何するでもなく、飯食っては歩きの繰り返し。
正直、自分のしている旅はもう終わったのかなと感じながら日々を過ごしていました。
【深セン】
深センの街は、正直何もない。ただの街。
きっと中国の他のまあまあでかい街とさほど変わるところがない、でかい街。
わずかながら違うのはきっと、香港に隣接している都市ってこと。
たしか、『深夜特急』の小説にも登場している街だけど、その頃と比べると、
ここまで大きく発展したのかと思うような変化の仕方だと思うけど、
まあ、おれが感じたのは、「おお、やたらでかい街だな」と。
香港に隣接している都市だからか、香港から買い物が来る人が多いみたいで
安い品物が多く売られているということで、混沌としている印象を受けたが、
売春宿が有名で、少し覗いてみた。
その一帯には、公安がたむろしているのが目立つくらいで、
不思議なことに、人々の生活に溶け込んでいる売春街。
昼間は学校から帰ってきて遊ぶ子どもたち。
その同じ空間で、客を誘うでもなく待つ女たち。
夜になると、ぶらぶら歩く男たちと化粧した女で溢れかえる一帯。
屋台のような飯屋で客と飯食う売春女。
床屋が出会いの場らしいのだが、これがまたおもしろい。
男たちは床屋・美容院に入り、髪の手入れをしている女を見定めている。
代金はどっちがもつのか?とか思いながら、でもその光景があまりにも自然で、
見て歩くのが楽しかった。
写真は、広州のもの。
啓蒙活動・・・といったところでしょうか |
孫文の功績がたくさんあった記念堂 |
広州の高層ビルを見上げる孫文像 |
おもわず吹き出してしまった、一輪車おじさん 両手がかわいい・・・ |
【南京】
南京にはどうしても寄りたかった。
結局ここが最後の滞在の街となった。
ここにある「侵華日軍」
平日雨天にも関わらず、めちゃめちゃ混んでいるここ。若者多いな!
1938年に日本軍が起こしたという南京大虐殺。
そして、中国を侵略した時に起こしたと見られている慰安婦強制連行。
これらのことを展示しているのが、ここ。
民間人殺害という点で、過去日本軍が犯してしまったとされている罪。
300000人という数をあらゆるところで提示しているけど、
数が問題ではないのね、「起こした」という事実が問題だと思うんだけどな。
中国は数にこだわっているように見えたけど、だいたいこの30万という数字も
「約」なわけで、でも「約」で数を表すには理由があるんだけど、
なぜここまで数にこだわっているのかわからない。
犠牲者30万人以上・・・ |
見たことのない資料、写真がたくさんあった ほんとにこれは事実なのか・・・ |
これらが、慰安婦の写真です。
この虐殺記念館、写真による資料が多くて、これらを見ているだけで、
悲惨という言葉が真っ先に出てくるし、
おれけっこう「日本人」という意識で生活しているけど、日本人がした事実なのであれば、
…悲惨だわ。
こうして第一部を見終えたわけだけど、
ここまでなら、後世に活かすべき展示として、悲惨な戦争を伝えていけるものとなり得ようが、
なんと、第二部がありました!
この第二部を見てて、感じたのは、あくまで個人的な主観ですが、
「日本ってやり方がきたないんだよな、昔から残虐なんだよな、だからこれからもそうしてくるぞ!」
というのを丁寧に説明しているコーナーだなってこと。
しかしまあ、事実に即して作られているし(日本側の協力もあって作られている)、
しかし、そういう日本側の協力者は、どういう気持ちで協力してインタビューをしたり、
コメントを書いたりしたのだろうか・・・
客観的な視点で描写されているとは感じたんだが、いわゆる「残虐な日本軍」というイメージを植えつけるだけでしかないものだと感じた。
これが今の「反日」につながっていくのね。
でも、はっきり言って、余計なお世話だ。
これを人民に見せて、どんな効果を期待しているのか。
案の定、結論はこうなった。
だから、今こうなってんだよな。中国の得意とする、「世論戦」だ。
とにかく、おれはここを訪れて、非常に満足。
見たかった、訪れたかったところ。
もう、旅に未練はなくなった。
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