ほとんど支障はないかなと感じました。
でも、やっぱりね、パレスチナアラブ人とユダヤ人の対立は激しい…。
さて、テルアビブのバスターミナルから、エルサレムまで頻繁にミニバスが出ているみたい。
昼前にターミナルに行くが、ターミナル入口でちょー甘い荷物検査を終え、
600円くらいのチケットを買い、乗り込みました。
乗り込むまでに一苦労。ヘブライ語が全く読めない。
どこ行きかがまったくわからん・・・ |
豪雨を全身に浴びながら走るバスの中で、ちょっと治安について考えていました。
25日にエルサレムに行ったのですが、前日の24日に、ヤッファ門で刺傷沙汰があったという話を大使館員から伺ってたのです。
その前の週にも、ユダヤ教のシナゴーグ(旧市街からはだいぶ西に位置している)ではテロが起きているというし。
ただ、大使館の方は、日本人や観光客を狙ってのテロはないと思いますが、
巻き込まれる可能性はなくはないです、と。
バスや電車などの公共交通機関は避けたほうがいいです、と。
んっ、バスを使わないとなると他の交通機関って?・・・飛行機か!
いやあ、バス使うしかないな、国内移動は。
なんていろいろ考えていたら、エルサレムに到着。
雨です、春の嵐か秋の台風並に雨風強いです(泣)。
そして、寒い…こんな寒いと思わなかった。
この真ん中に見えているのがヤッファ門 |
ヤッファ門を進むと、スークに突入 スークって言っていいのかわからんがとにかく商店が続く |
とりあえず宿探し。最初、イブラヒムじいさんの宿に行こうと思ってたものの、
旧市街内に泊まりたくなったので、旧市街内をぶらぶら歩きながら探す。
ヤッファ門の近くのユースホステル(1泊60シュケル、だいたい1800円)に決めたが、
なんかここ満杯のときはソファーでも寝ることができるみたいで、
物価が高いイスラエルにおいて、けっこう貴重な宿かもと思った。
泊まっている旅人も、老若かかわらずいたし、話好きな人もいたし、
なんだかんだ楽しめた宿だったなあ。
パレスタインエリアで支援をしている外国人も何人かいた。
そうそう、おれここ来て初めて知ったけど、パレスチナって日本語で言っている場所は、
英語で発音すると、
パレスタイン
なのね。慣れないあいだは、発音するのにしょっちゅう間違えてた。
いよいよ街巡り。
城壁に囲まれたエルサレム。
そして、入口には荷物チェックをする機械も設置されていて、そこを通らないといけないんだけど、
そこを抜けると、嘆きの壁(the Western Wall)が見える。
Western Wallは、ユダヤ人にとって、最も大切な土地だという。
この衣装は、正統派と呼ばれる人たちのもの 雨が降るときは、帽子が濡れないように、ビニール袋で覆います |
アブラハムがここで生まれた土地。神ここにありってな場所です。
男女で祈る場所が違って、壁に向かって左側に、奥に広い部屋があった。
その前に、帽子をかぶらないといけなくて、ピンピン固いおれの頭の上にその帽子を置くと、
帽子が浮くので非常に困った。
前頭部の勢いは衰えてきたものの、
てっぺんから後ろにかけてのピンピンする勢いは年を経ても変わらないので困る。
まあ、いいや。
そうそう、その壁では、祈る正統派の人たち、そして何やら部屋の中では、
タルムートを読みながら、
なにやら腕や体にテープを巻きながら、
ビデオで撮影されながら、
なにか、洗礼のようなものを受けている場面を見れたんです。
一方で壁に向かって祈る正統派の人たち。
この雰囲気は、動画を載せたほうが伝わりやすいかなというわけで、あとで載せます。
この場面だけを切り取ってみると、なにか奇異な印象も受けますが、なにせ彼らは一生懸命。
後に友人から「地下も見るべきだったわね」と言われたが、
その嘆きの壁に地下があることは知っていたが、
そこまで魅力的に感じなかったし、まあ入場料も想像以上に高く、入りはしなかった。
ちょっと興奮気味にその場を去ったが、ふと路地を見上げると、
監視カメラがそこらじゅうに付いているし、
イスラム教の聖地である岩のドームへ行く道には、警備兵がたくさんいて、すぐに現実に戻れた。
その岩のドーム付近は、イスラム教徒のみ入れるので、
違う宗教の聖地である、キリスト教の聖地、聖墳墓教会に向かった。
スークは非常に入り組んでいてわかりにくいが、半日も歩くと何となく地理感覚は身に付いた。
聖墳墓教会、新約聖書を読んだことがある人なら誰しもが分かる場所。
ここはイエスの終焉の地。
十字架に架けられ、降ろされ、香油を体に塗られた場所。
キリスト教徒がその降ろされた石の上に接吻をする。
イエスの墓とされているところに入場するのに列をなす。
十字架が置かれていた地面に触れようと手を伸ばす人々。
まさにこの場所がここ |
教会のドーム部分 |
不思議と、関係ない観光客だけど、エネルギーをもらえるように感じた。
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