2014年6月7日土曜日

カミーノ 8日目

8日目 24km
この日は悲惨な出来事で始まり、幸いな時間で終わった素敵な日だった。

朝起きて、霧の中を歩いていたら、道に迷いました。
1時間弱歩いたところで、住民らしき人に「この道、カミーノではないよ」と言われ、
「この先にバールがあるから、そこを曲がると元の道へ戻る近道になるよ」と言われた。

ちょうど前を歩いていた、同じく道を間違えた2人に声をかけ、一緒に歩こうと提案。
彼らは、デンマークから来た初老の男性たち。一人は、船乗りで、有名な船会社のキャプテン。
横浜や神戸に、なんと1970年代に訪れたことを今でも忘れない方。
そんな二人と、元の道に戻るべく、歩き始めた。

意外にもすぐに元のルートに戻ることができ、その後も一緒に、
今日の到達点であるBurgosブルゴスまで来ることができた。

ブルゴスの大聖堂はその大きさで有名
ゴシック建築で、ヨーロッパの中でも有数の大きさだという

その豪華さや荘厳さは、教会の威光を人々に知らせるには十分
彫刻の一つ一つが、なんというか、綺麗というか、細かいというか

大聖堂の背後

彼らは少し休むといい、私はプールを目指して歩き始めました。
このプールもなかなかナイスで、4.2ユーロ(約600円)で泳げ、快適。


外の庭では、トップレスのレディー達がたくさん寝そべっていた!
カトリックの国なのに、ずいぶんオープンだなと思ったが、
というわけで、タッチする毎に、外を覗いていた(笑)

すぐにアルベルゲ(巡礼者の宿泊施設、この街は5ユーロ!!だいたい700円)に戻り、
二人と合流し、Barへ。
これがタパス、ひとつ1ユーロくらいで売られている

ジェンツとアントン

イベリコ豚が吊るされている

そこでたらふくタパスを食べ、二人とはたくさん話した。
これからの旅のこと、家族のこと、兄弟のこと、仕事のこと・・・
時間はあっという間に過ぎ、少しカテドラルの周りを散歩して、別れた。

本当に素敵な出会いで、まだまだ一緒に歩きたいと思う二人だったが、
二人は明後日、ここブルゴスからデンマークに帰るという。
おれがデンマークに行く機会があるだろうか・・・。

素敵な、すてきな1日だった。

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