いますでに、カサブランカからタフロウトという村を経て、マラケシュに到達。
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カサブランカの街の主な観光名所というと、このハッサン2世モスクくらいだろう。
120ディルハム(1500円くらい)という、モロッコにしては結構高い入場料を払い、
案内が始終ついているので、また礼拝の時間があるということで、ゆっくりは見学できなかった。
コーランの一節に「神の塔は、海の上に建っていた」という通りに、海沿い建てられたこのモスク。
比較的新しく、1987年から6年間で、12500人の技術者で建てたという。
この内部には、25000人の信者を収容でき、外の広場には10万人以上の信者を収容できる。
この塔も高さが200mあるといい、世界で一番高いミナレット(尖塔)だという。
こうも宗教の施設としては立派な建物なだけに、中に入ってみて圧倒された、その豪華さに。
礼拝の際に使う音響道具も60個あるというし・・・ |
柱も、モロッコ産の大理石を使っているが、 なぜかメッカの方向を示す、なんていうのあれ、その石は、イタリアのトスカーナ産。 (一個上の写真ね) |
これ、2階の礼拝場の裏面にデザインされた木の彫刻 これ見ていたときに、ふと日光の東照宮を思い出した |
こういう、なんての、幾何学デザインていうの? いたるところに彫られている |
日本の書道の文字のように、芸術作品としても見れてしまう。アラビア文字の美しさ。
以前勤めていた学校で、レバノン大使がいらしたときに、隣のクラスが書写の授業だったのだが、
大使が筆を使ってアラビア書道を少し披露されたという話を思い出す。
いま着ている、友人の詩書家春流/破留(ハル)が旅の出発前に書いてくれた水泳仲間のメッセージ付きTシャツは、モロッコに入ってから「そのデザイン、かっこいいね」と声をかけてくれることが多くなった。
日本語の形の持つ美しさとアラビア文字の形の持つ美しさが、なんとなく共感できる部分としてお互い持っているのかもしれない。
礼拝前に足や顔を洗う泉も41あるという |
これが洗う場所ね
この人がガイドね |
神の世界が壮大できらびやかなものであるという意識をもたせるためであるのだと思う。
ここまで大きなイスラム教のモスクはなかなか見られない、次はトルコかな、とか思いながら
信者が礼拝する姿を見てみたいとも思った。
いつも写真を撮り忘れるのだが、いま同宿のサウジアラビアのメディナ出身の教師が
イスラム教の礼拝する様子についていろいろ話してくれた。
サウジアラビアの、彼の住むメディナも、聖地メッカも、
他宗教の人が足を踏み入れることは許されておらず、
写真でしか見ることができないのだが、その景色は壮大だとも言える。
彼ももちろんイスラム教徒だが、こんなことを言っていた。
「一人の指導者が立つと、何万人も一斉に立つ。彼が頭を下げると、何万人も一斉に頭を下げる。その景色はとても滑稽だ。」と。
一度その光景を見てみたいが、足を踏み入れることができないのであれば仕方がないなあ。
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