2014年7月14日月曜日

ヴォルビリス遺跡

マラケシュの居心地が良かったので、移動したくない気分だったけど、
泳ぎたいので、先を急ぎます(笑)

マラケシュから7時間、メクネスという街に向かいました。

メクネスの街に滞在して、近くのローマ遺跡を見に行けます。
メクネス新市街と旧市街の間くらいに乗り合いタクシーがあり、
ムーレイ・イドリスという村まで10ディルハム(130円くらい)、30分。
この乗り合いタクシーが、ボリビアのトゥルフィーを思い出させてくれる。
ギュウギュウ詰めの6人乗り、たまに腕がしびれる(笑)

ムーレイ・イドリスという村から徒歩で30分。
タクシーで行くと、30ディルハム(400円くらいか)かかるので、時間もあることだし、徒歩を選ぶ。
入場料はなんと10ディルハム!たったの130円!
スペインのイタリカのときも思ったけど、ローマにあるローマ遺跡はめたくそに高い入場料取るのに、こうした属州地の遺跡の入場料はやけに安い。
しかも、この遺跡、結構当時の様子を想像できるくらい、残っている。
モザイクの綺麗な残り様といったら、すごい!


ローマ帝国の勢力、西の端っこでもあるこのヴォルビリス。
もともとはカルタゴの支配下にある土地だという説が強く、
その後ローマの属州に組み込まれたという。
なにせモザイク画が大量に残っていること、それと、インフラの整備状況も、発掘されたからわかることだろうけど、見てとれること、オイル圧搾の道具があることから、今も昔も変わらず、この地ではオリーブが主に生産されていたことなんかが、歩いていてわかる。

バシリカ跡

修復した様子がよくわかる



モザイク画は、浴室跡や集合住宅の中庭なんかに残されている

バシリカ、教会跡、柱がきれいに残っている

カラカラ帝の凱旋門

カラカラ帝の顔は削れてなくなってました


モザイク画の破片を手に取ってみた


凱旋門へと続く道

家の前には家紋を削った?埋めた?標識のようなものもあった

中庭をもつ集合住宅・・・をなんとなく想像できる
これも凱旋門へと続く道なんだけど、
なんだか今の時代の商店街のアーケードを想像させるこの柱
個人的には、イタリアのボローニャに残るポルティコを想起させる。
これがボローニャにあるポルティコ(柱廊)
今も生活の一部として使われている

モロッコでも地震の影響を強く受けて、いろいろなものが壊れた時期がある。
1700年代に、ポルトガルで強い地震が発生し、スペインで見た遺跡も、
モロッコで見たこの遺跡も、結構崩れてしまったという。


メクネスを観光しようと思ったが、なんだか、モロッコ観光の元気が萎えてしまった。
フェズも通過し、このまま最後に一箇所だけ寄って、スペインへ戻ることにした。
物価高が再び私を襲って来るが、そんなことも言ってられなくなった。
なにせ、全く泳いでいない…。焦る。

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