コソボの前に、モンテネグロという国を訪れていました。
ここの夜景が綺麗で、何時間でもいられるほど カッタロの遺跡、コトルの街です |
ドゥブロブニクからバスで5時間ほどで隣国モンテネグロのコトルに着いた。
ここもユーロなので、パスポートチェックは簡易的なものだった。
バスに監察官が乗り込み、パスポートを回収し、チェックが終わればまたそれを戻してくれる。
実に楽な国境越え。
ここもEU圏内なので、このように簡単なチェックのみとなる。
国によっては、スタンプを押すところと押さないところがあるのが興味深い。
ここに来る前に「カッタロの城塞に来る」ということを頭に入れていたんだけど、
カッタロがどこかわからなかった。17世紀の地図を見たときに、
今のコトルという地名が昔はカッタロだったことを知った。
当時のクロアチア地方はヴェネチア共和国の影響があり、イタリア語でカッタロなのだとわかった。
この城塞の見事さを見に来たくて訪れたのだ。
たしかに、この城塞の険しさが想像以上に素晴らしい。
夜になれば町の綺麗さが城塞からは望める。忘れることのできない絶景の一つになった。
受付は大学生で、土日はこうして城塞の受付としてバイトしているって。 かわいいので、つい・・・ 彼女の机には、経済学のノートが置いてあった。 |
翌日はヴィルチェンの山に登った。
ヴィルチェンまで行くのに、コトルからツェティネという街までバス(1時間に1本くらいの頻度)、その後タクシー(2人で片道15ユーロ)というルート。
登ったといっても、バスとタクシーを使ったのだけど、
そこからの景色はモンテネグロの半分を眺められるといってもいいくらい。
「モンテネグロ」はラテン語で「黒い山」。山が溢れている、海のような国の様子が見られた。
これが詩人の祠がある入口 |
近くの、比較的大きい町、ツェティネ |
このヴィルチェンは、現地で有名な詩人を祀った場所。
日本人の私はまったく知らない名前だったけど、旧ユーゴ圏では有名みたい。
天井は金を用いて装飾されている |
そこの山からコトルの町まで、歩いて下れる。
緑だけ切り抜いて撮ってみた でも実際もだいたいこんな感じの道 歩いていて森の香りがたくさん漂う道 |
想像を越える4時間半。結構なペースで下ったにもかかわらず…だ。
表示が豊富にあるので遭難の心配はぜんぜんないが、
さすがに暗くなったので焦った。
星が綺麗に瞬いていたのが印象的な夜だった。
もう少しうまく撮れればよかったけど、そのときの限界だったかな |
城塞と夜空 |
山からのコトルの夜景 これも「もう少しうまく撮れたんじゃねーの?」という突っ込みは閉まっておいてください(笑) |
そうそう、コトルに着いたときバスターミナルで控えめに客引きをしていたジェーナの宿に泊まった。
優しい性格からか、控えめな客引きはホテルの斡旋としては下手(笑)。
1泊だと10ユーロだが、連泊すると8ユーロになる。
「ジェーナの家」に泊まるといったかんじで、居心地が良い。彼女曰く、日本人が大好きとのこと。
そして、英語を少し解するのだが、今回はGoogle翻訳が大活躍。
翻訳機を通して会話をすることができたんです。
なんでも、日本人が来てくれて嬉しいんだそうだ。
じゃあ他の国の人たちはどうなの?と言ったら
「ある国の人たちは、携帯電話しかいじらない」
「ある国の人たちは、とにかく値引きをする」
だから、好きではない!と言い切っていた。まあお世辞も入ってるだろうけど、
日本人として褒められて嬉しい気分。
というわけでおすすめの宿でした。
検索サイトでひっかかった方、これ幸いと思って、
バスターミナルで「ジェーナ」を探してみてください。
ちなみに、冬は休業するって(笑)。
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