2014年11月17日月曜日

ペルガモン王国の跡

エディルネからイスタンブールへ行こうとしていたが、予定を変更してアジア側にわたってしまった。
イスタンブールをトルコ最後にして、イスタンブールからイスラエルに飛ぶフライトを買うことにした。

ということで、アジア側の第一歩は、ベルガマ、旧ペルガモン王国です。

ペルガモン王国は、ローマ帝国とうまく付き合い、繁栄を保ったと理解しています。
あまり知識はありませんが、マケドニアのアレクサンダー大王が死んだ後、
ペルガモン王国がエウメネスという人を中心に栄えていったという。
ローマとの共闘もあったということで、
ペルガモンの遺跡にはローマに関するものがたくさん残ってました。
遺跡に近づくと、このような、掘ればまだ出てくるよ、というようすが見られる
アクロポリスの意味は、街よりも高い位置にある場所という。
ここから見下ろす街は、本当に小さく見えたし、
こう見ると、浮かんでいるようにも見える遺跡
 それにしても、トルコ初の遺跡訪問だったけど、トルコの遺跡の規模というものは大きい。
アクロポリスという、街よりも高い位置にある遺跡。
トライアヌスの神殿や、おそらくトライアヌスであろう像があったこと、
規模の大きい野外劇場があったことが印象的。
城壁と奥に見えるのは湖

水道橋が昔のまま残っていた

上から見下ろした野外劇場とその前の神殿へと続く道
右手前に見える残骸が、神殿跡




急勾配で有名な野外劇場
落ちたら止まらないような気がする傾斜だ
 この野外劇場、まあ観光客も少なかったことで、中心に立って声が響くなあと思っていたら、
なんか急に歌いたくなって、上の方にいた二人に一応「歌っていいか?」の許可は取り、

・・・歌ってみた。

響くかなと思って「君が代」(笑)。

思いのほか気持ちよく、そして一度歌ってしまったがために引き返すことはできず、
最後まで熱唱してしまった…。

あまりの下手さが自分でもわかったので、遠くから聞こえる「ビデオいる?」との声に、
「No!」とだけ応え、退場していきました(笑)。

いやあ、でもなんかすっきりしたなあ。
 帰り道、修復用の石と遭遇。
 ゆっくりと修復作業は続けられているようだ。


ベルガマでの宿は、そんなに安くなく、30TL(だいたい1500円)。
しかし、おお親切なトルコ人!と胸を張って言える第一号、宿の従業員カディール。
「おれは英語がわからない」といいつつ、トルコ語をGoogle翻訳に頼り、
英語に一生懸命訳してくれるところがグッ!

さらに、夜、寒いだろうとのことでチャイを入れてくれたり、
朝は朝食をおれが起きるまで待ってくれて一緒に食べたり、
「この時期にしか食べられないんだ!」と街から、デザートを持ってきて振舞ってくれたり、
もう一泊するか非常に悩んだくらい、それくらいの温かいおもてなしを受けた。
ちなみに、泊まっている客は、おれ一人(笑)。
オフシーズンが始まったなあと感じる一日でした。

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