閑散とした印象を受けるが、建築中の住宅が多く見られたことから、
これからまだ発展していくのかなあという印象も受けた。
町の中心街に近い住宅 この景色をパッと見ると、日本だとも思える景色 |
町の中心広場 |
商店街 |
商店街の上に住宅 |
花のレース模様が特徴の、モンテネグロの女性の舞踊衣装。 |
肩からかける刺繍が特徴の男性の舞踊衣装 |
ふと立ち寄った何でも屋さんで、店主ゴランと会う。
「どこから来たの?」という会話から、おれの旅の話になり、ボリビアの話をしたところ、
たいへん興味をもってくれた。
彼はボリビアのこともよく知っており、大統領が最近3選したことを知っていたんです。
実は、その協力の話は日本からもボリビアに打診していて、
ちょっと話が逸れてしまったが、
とにかくこのゴランさんの知識の豊富さに驚かされながら、会話を続けたんです。
インド系にルーツをもつ彼は、モンテネグロに生まれ、紛争のために
一時期ドイツのハンブルクに移住。数カ国語を自在に操る。
商売をしている彼の口からは、
「モンテネグロの経済状況はあまり良くない。先が見えない悪さ。」とのこと。
宗教の話にもなり、「日本の代表的な宗教は?」という話から、神道の話をしたのね。
そしたら、「そう、それが一番いいんだよなあ。」と。
全てはつながっているという考えが、人に対しても優しくなれるし、物を大切にもする。
彼がそう言った背景には、旧ユーゴスラビアの時代があった。
チトーという大きな力と推進力をもった、カリスマのような指導者が
ユーゴスラビアという国をひっぱっていた。
そのチトー政権下では、すべての宗教施設が閉じられたという話だ。
それもまた奇抜な考えで、信仰深い人に対しては酷な政策だと思う。
これは初めて聞いたことだった。
しかし、彼曰く、そのおかげでほとんどの人が幸せだったという。
チトー死後(1980年頃)、現在の国々が”離れ”ていき、
戦乱の世に突入していったという。
こうやって話していると、改めて宗教や資本、資源といったものが、
いつもけんかの・・・いや、紛争の原因だよなって。
それと、このチトーって人のもっていた力の強さというのも感じた。
(実はチトーのこの宗教の話は、マケドニアでも聞いたし、その人も良く評価していた)
左がゴラン、右が彼の兄 |
2,3時間は店にお邪魔していただろうか。
貴重な話が聞けて嬉しかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿