2014年8月8日金曜日

World Masters リレーDay 0.02秒差・・・

この日終わってみて、2年前の今頃を思い出して、ホステルの庭で一人微笑んでます。
似たような良い体験ができていることに、何にもまして、チームのメンバーに感謝。
チームのメンバーがここまでしてくれるから、おれが参加できるのであって、
自分の力でここまでこれたなんて全然思ってない・・・。

結局、この日が一番盛り上がるだろうなとは思っていたけど、
まだまだ大会後半2日が残ってる。明日もがんばらねば。

今日の記事は興奮冷めやらぬうちに書いてるから長いですよ(笑)


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では、朝から。

今日はリレーDayだと張り切って、会場に向かう。
チームとしては合計4つのリレーに出場。おれが出るのは後半の2つ。
会場に着くと、そろそろ1発目のMixed Medley Relay(男女混合メドレーリレー)。

 惜しくも、メダル(3位以内)を逃した。

しかし、続くMixed Free Relayでは、なんと2位!
世界で2位です、この人たち。平均年齢50歳で200mを1分50秒切ります(笑)。
こっちも嬉しくなってきたところで、いよいよ自分のリレーです。

(長いですよ笑)
ここからがハプニングだらけ。
次のレースまで2時間半あるから、一旦それぞれ自分のホテルやホステルに戻ることにしたんです。

おれは、ちょっと距離あるから自分の滞在しているホステルでは、30分くらいしかいられなかったけど、それでも昼食を済ませることはできたんだ。
で、走って会場に向かい、体を温めることができたのね。
招集所に行くと、あれ、まだ誰もチームのメンバーがいない・・・。
おれのコミュニケーション不足で、棄権することにしたんだっけかな?とか思いながら、
アッププールで更に体を温める。
いよいよ自分たちの番号が呼ばれ、でも、まだ来ない。
んー、どうしたもんかなと思っていたところ、血相を変えて飛んできた他のメンバー。
聞けば「電車を一本逃した!」という。
そして、電車降りてから5分間全力ダッシュしてきたという(笑)
あの慌てた顔は、ここ1,2年で初めて見た・・・
(ちなみに、16組目だったのだが、1組目が呼ばれた時にはまだホテルにいたらしい・・・笑)

とにかく招集には間に合い、レースへ向かう。4×50mフリーリレーです。
おれはアンカー。
それぞれ、25秒台でまとめてきている。1分44秒は切りたい・・・。

隣も迫ってきているので、引き継ぎで離したいところ。
ギリギリのタイミングでスタート。(+0.09で引き継ぎ、+0.01だと失格DQ)
ああ、泳ぎが焦ってる・・・と思いながら、
ああ、キックを打ち忘れてた・・・と思いながら、
呼吸は1回で行けた。

タッチが大切、ここ決めたい!
左のタッチが流れると判断して、即座に右をもう一回伸ばす。
電光掲示板のタイムは見れたし「Good Swim!」というメンバーの声も聞こえた。
1分43秒0は、悪くないタイムだった。

ああああ、4位か・・・。



リレーは3位までしかメダルはもらえない。
まだ正式結果はみてないけど、一つ上の順位のチームとは僅差だったと思う。
(おれの気持ちとしては)自分のタイムがもう少し早ければ?
(他のメンバーの気持ちとしては)駅から会場までダッシュしてなければ体力があったのに・・・
などと、いろいろ思うところがあっただろう。


それぞれ複雑(だっただろう)な思いを抱えて、ダウンし、着替えを終え、次のレースの準備にかかる。
次は男子メドレーリレーだ。

と思い待っていると、放送が。


男子のフリーリレーの表彰を始めるという。
表彰台に立ちたかったなあという思いを抱きつつ、上のチームがDQ(ディスクウォリファイ、失格)になってないかなというしょうもない思いも抱いて、そして口に出していた。
「ねえ、どこかのチームがDQになってないかなあ?」って。
「そりゃ実際ありえないだろ・・・」とキャプテンのマイケルが行った時に、

「・・・, the third place, Conejo Valley Multiplesports Masters, Michael・・・and Daisuke ITO!」
という自分達の名前が呼ばれた
みんな目を丸くして、急いで表彰台に向かい、
みんなで「何かの間違えじゃないの?失格したの?」と口々に。

なんと、3位に繰り上がることができたのです。

なんという幸運・・・!
こんな嬉しい瞬間は久しくなかった。身震いするほど、嬉しかったな。
ちなみにタイムは、引き継ぎで、25秒86・・・(引継ぎでだったら5秒前半は出したかったところ)
興奮がずっと冷めない。
そして、あとで結果をWebで見てみたら、4位との差は、0.02秒!
ああ、あのとき、最後のもうひとかきしてよかった、と思った。
引き継ぎの速さも、ちょっと冒険してみてよかった。自分の感覚ってのを信じてたんだよね。

自分の泳ぐタイムはみんなより遅いけど、そういう細かい部分をみんなは褒めてくれる。
「ダイスケ、お前のタッチは見事だった」とか
「この引継ぎは神がかってる」とか。
年齢が上なみんなだけど、そういうところが優しいんだよね。
これはMixed Free Relayの写真
表彰台の写真はまだ友人が持っている・・・

本日最後のリレーは、男子メドレーリレー。
バックを泳ぐ私は第一泳者。29秒5を出したいといきまいていたところ、
スタートは深く潜りすぎる、コース間をくねくね曲がって泳ぐ、
壁に一回、コースロープに2回手を引っ掛けストップをかける・・・
という大失態の末、31秒1という、目を疑うようなタイムで終了。
このタイム、ボリビアの高地で大会に出た時よりもはるかに遅い・・・
・・・次回に期待。


夜はまたまた飲み会だったんだけど、
フリーリレー前のハプニングから「レース間隔短い時には帰ってはいけない」という教訓を皆で確認し合ったり(笑)、
フリーリレーの表彰時のびっくりハプニングの話になったり、
今日もとても大きな日で、素敵な夜を迎え、1日を締めくくりました。
体がプロテインを欲していたので、肉をしこたま胃に流し込み、体力の回復を期待。

次は、100バック。
ベストを出せば10位圏内(泣)。

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