2015年1月6日火曜日

海岸沿いにある遺跡、マーマッラプラム。

チェンナイの近くにある町、マーマッラプラム。
海沿いにある寺院
石に刻まれた彫刻


バランスのとれている大石

この時点で、体調を崩し気味だったが、できるだけ安宿に泊まろうとがんばっちゃった。
300ルピー(約600円)が下限で、そこに泊まったが、
12時に到着した聖地巡り団体が2時頃までうるさいわ、
5時に起きてお経みたいなものを唱え出すわで、さらに蚊が部屋に終始いて全く眠れず・・・。
この宿選びは、3年間の旅の中でも大失敗の最上級
こういう「体調がちょっと悪いなあ…」と思ったときにこそ、少し贅沢しないと、あとあと費用もかさむし、体も余計辛くなるってのに。

フラフラしている状態で街を歩く。
当然海に入ろうなんて気も湧いてこないし、観光しようともならない。
ぐるっと街を見て、チェンナイに移動した。

チェンナイでは、温かいお湯がでるホテルを探した。
運良く1000ルピー(2000円)で泊まれるビジネスホテルみたいなところに入れた。
ベッドに入った途端、寒気が襲ってきて、熱がぐっと出てきた。
幸い、食べられたので、1日半後の長距離列車移動に備えた。

風邪引きがインドの列車に乗るとよけい悪くなる。

今回は、さすがに抗生物質に頼った。
今年3回目の風邪。
1回目は、3月。モザンビークからタンザニアにかえて激移動していたとき。マラリアかと思った。
2回目は、10月。このときは、薬に頼らず「食」だけで回復を待った。
3回目は、今回。10日間連続移動による疲労。

今回は、「食」に頼れない。カレー食に栄養面は全く頼れない。
しかも、カーンチプラムでカレーを食べたとき、
これ、アンチバイアラスだから!」と嬉々としておれに伝えていたおっさん、
それ食ってから体調悪いの拍車がかかったんですけど!
症状は1回目と似ているので、ああ同じ過ちを繰り返したなあ。
チェンナイのセントラルステーション
大勢の人・ひと・ヒト・・・
 チェンナイからプリーまでの電車は24時間。予約はすでにしてあるが、
他の電車の便はとてもじゃないけど、今から探せない。
常に満席でチケットがもう取れない。だからなんとしてもこの電車に乗らねばならなかった。
なんとか、なんとか一時的に体調は回復。
24時間くらいはもちそうだ。

庶民の足です、インドの電車。
その庶民の足に乗るのは2回目、勝手がだいぶ分かってきた。
持っていたチケットは「RAC66」RACというカテゴリーに分類されていたのだが、
これは、寝台用の席を「座って」なら使えますよという類のカテゴリーらしい。
しかし、出発日が近づくにつれ、キャンセルが出て、このRACカテゴリーの人たちにもしっかりと
Sleeperの寝台がちゃんと用意されるという。
駅に行ってみて、窓口にいくと「君の番号はこれだから」と寝台の番号をくれた。
よかったああああああ、ほんとうに!24時間座って耐えるなんて、快方に向かっていたとしても、
たとえ健全な状態であっても無理!
Sleeperスリーパー席は、長距離移動でも安い市民の移動手段

スペースが確保されているだけまだましだが、
トイレ近くでドアが開けっ放しになると、最悪・さいあく・サイアク・・・

さてさて、いよいよ出発。
16時に出発した電車は順調に走り、夜を迎える。
買った本などを読みながら過ごし、寝始めた。

夜中の3時に、車両全体が起き出す。なぜ!?(笑)
女子高生の集団が全力の笑い声で話始めたのを皮切りに、
近くの野郎どもが起き、大音量の音楽とともに歌いだす始末。なぜ?!
アナタハバカデスカ?と思わず伝えてしまった。
4時には一旦静かになるものの、6時頃には再び車両全体が起き出す。無尽蔵のパワー。
家族一斉に違う曲を大音量でかけ始めた。
アナタガタハバカデスカ?
3時から全く寝れていないおれは、明け方寝ようとしているところ、
ち○こをバシバシ叩いてくる輩がいる・・・
物乞いか?と思い顔を向けると、きれいな顔をした若いオカマちゃん。
バクシーシを要求しているのだろうけど、「あげないよ」というと、
去り際に、おれのほっぺたをぎゅーっと笑いながらつねってった(笑)
車窓その1

車窓その2

人力リキシャー!!!!

こうして、22時間の移動を終え、プリーに着いたおれは再び体調を崩すのでありました。
プリーでは日本人宿に泊まっている。
そこで会ったおじさんに体調不良のことを伝えると
「そりゃ当然だよ。ゴミも人糞も牛糞も腐った食べ物も混ざった埃に終始晒されているんだよ。そんな移動を毎日繰り返していたら体壊れるの当然だよ。」って。
インドの移動、なめてました。

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