2013年4月12日金曜日

ビザ更新のために その2

昨日は、午前5時から午後7時までまるまる14時間、
サンタクルスの街を走り回っていました。
2回目のビザ更新です。

前回(2ヶ月前)、観光ビザを1ヶ月から3ヶ月まで、2ヶ月間延長。
今回は、1年のボランティアビザを獲得するまでの準備段階として、
1ヶ月の「Objeto de terminado」というものを取ります。
その前段階で、先週、5つの書類を準備しに行っていました。

今回も、長かった・・・。
まずは、朝5時にコロニアを出発、7時にイミグレに到着。
8時半に入れて、そこから1時間ほど中で待つ。先日揃えた書類を提出するものの、
はじかれる。
一枚だけサインがパスポートと違うという。
いままでどの書類もローマ字のサインで通してきたが、パスポートだけは漢字。
そこを指摘された。
他の書類はそれでいいといわれた。(ここ注目ですよ・・・)

通訳や交渉等の担当のエミリオさんに話し、一度イミグレの建物から外に出る。
「そういうこともあろうかと・・・」と見せてくれたのは、もう一枚の同じ紙。
さすがプロ。
再度並ぶこと1時間。
面白いのは、並ぶたびに話しかけてくれる友達ができること。
外国人だと、この国の手続きの面倒さと効率的でないことに腹を立て、
ボリビア人だと、日本語や日本人や文化の話になるので、
読むための本を持っていっても、全然読めない。

さあ、2度目の挑戦。
窓口で、「別の用紙にもミスがある」という。ちなみにさっきと同じ方。
「No entendio!(あなた理解していない!)」と言われたけど、
1時間前に「Solo esto?(これだけ?)」と聞いたときに
「Si(そうよ)」と言ったのを覚えているぞ・・・
なんでこう新たに訂正箇所が出てくるかね、
一度に言ってくれれば一気に直せるじゃない!!
さらに、「銀行の書類にも不備があるわ。」との指摘。
さっき言ってくれよ!

急いで訂正しようと銀行へ向かうものの、昼休みに入ってしまい、
4時にならないと書類は訂正できないと言われる。
仕方なく、エミリオさんと二人で昼飯を食べ、「もう一度銀行へ行って催促しておこう」となり、「4時にできるから」と念を押された。
今日の時点で、ビザ更新は無理だ・・・
サンタクルスの街に泊まって、明日午前中に終わらせようとエミリオさんに言うと、
「いや、まだあきらめません、最後までねばりましょう」という力強い言葉。
いや、だって、ボリビアだよ。
4時に銀行の書類が仕上がるか確実でないし、
イミグレだって早く閉めちゃうかもしれないし・・・

午後4時前、銀行に今日3度目の足を運び、無言の圧力をかける。
そして4時半に書類が手渡された。ボリビアらしくない、たった30分遅れの仕事っぷり。

「これでチャンスができました。」とイミグレに今日3度目のの訪問。
集めた訂正書類を見せると、
「あなた、今日何度目?」という質問。
頭では怒りながらも、微笑みながら「3度目だよ。」と答えると、
さっと手続きに入ってくれた。
・・・なんだ、3回目くらいになると、がんばった努力を認めてくれるのか?!
それから手続きをしながら世間話になり、
「あなたの名前クールね。私の名前も漢字で書いて」とリクエスト。
もうだいぶイミグレ内の人も少なくなってきたが、待っている人はいるもんだから、
早めにリクエストに答えてあげる。
・・・って、ずいぶんプライベートなことも、ありなんだなあ。

そうして、ようやく1ヶ月延長ビザが取れました。
全て終わったのは夜の7時。本当にぐったり。
でも、全て流れを考え、効率的に作業をさせてくれたのは、エミリオさん。
お礼を言って、コロニアに戻りました。
コロニアに着いたのは夜の9時。
一ヵ月後には、更に大変なビザ更新が待っている。
これは、「ボランティアとして活動します宣誓書」。


2 件のコメント:

  1. 自分に置き換えて読みながら、ぐったりしちゃった(笑)大変だったね(T-T)14時間も…。お疲れ様!!!
    ボリビアってそんな感じなんだね( ̄∇ ̄)
    でも、エミリオさんがいてくれて心強かったね☆

    あえての匿名(笑)
    わかるかな?

    返信削除
  2. 「あえての」という言葉を使うところから…なんとなくわかりました!
    というのはうそで、全然わからない!
    そうそう、エミリオさんがレールを敷いてくれるので大変助かるんだ。
    ありがとうございますと伝えると必ず「これが私の仕事ですから」と返してくれるので、なんだか心が温かくなります。
    この長文を読んでくれてありがとう。

    返信削除