2014年11月21日金曜日

パムッカレの石灰棚と遺跡と温泉地

また、遺跡かい!と自分を奮い立たせながら過ごす遺跡続きの毎日。
でも、西欧のあの豪華なゴシック様式、ロマネスク様式の教会がもう見られないと思うと、
どの遺跡も余すことなく見ていきたいという思いに駆られる。

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セルジュクを朝9時に出発する電車に乗り、デニズリへ。
デニズリという街が、パムッカレ観光の基点となる街かな。
バスだと30TL、電車だと15TLと半額。電車が国営だからだということだったけど、
乗り心地はとても快適で、むしろバスよりも快適なくらい。

トルコのバスは、ひとりひとりにテレビが付いていて、インターネットも使用可能、
飲み物食べ物の配慮も完璧なタイミングで出される、いたれりつくせり。
値段がもう少し安ければ申し分ないんだけど、まあそれでも安いほうで、
たとえばデニズリ~カッパドキア9時間の夜行バスも、45TL(2400円)で行けちゃう。
個人的には、Metro社の快適度が一番高く、Vangoelue(ワンギョリュ)社の快適度が最低だった。

おおっと話が逸れた。
デニズリからパムッカレまでバスで4TL(約200円)。
デニズリの荷物置き場に200円程度で、バックパックを置けたからよかった、1日観光できる。
パムッカレでは、「石灰棚を見ること」目的に行ったのだが、
白く山みたいに見えているのが石灰で白く固まった丘
思いのほか遺跡が大きく、圧倒された。
石灰棚がきれいなことは言うまでもない。
たとえ曇りであっても、素敵な景色だ。


歩いていて上方から冷たい水が流れてくる
夜になると冷えるのに、日中の日差しが強いから、歩いているだけで汗をかくくらい
この冷たい水が心地よい





ちょこっと話したトルコ人とスウェーデン女性と。
トルコの男性と他の外国籍カップルって、ほんとよく見かけた。
トルコの男性が魅力的なんだと思う。
日本人女性とトルコ人男性の夫婦も多く見かける。

石灰棚の近くに遺跡温泉があり、入場料が1500円くらいするけど、
心地よい温度でプール感覚で入れる
 この素敵な景色は、自分の想像以上で、
もう帰っても満足だが、入場料25TL(1300円、ほんとトルコの観光料は高い…高くつく)には、
遺跡の入場料も入っている。
見ずに帰るわけにはいかん!
 3日連続の遺跡観光(泣)。
昨日のエフィソスの規模の大きさにも驚いたが、ここの規模の大きさにもたまげる。
野外劇場なんかは、復元が完璧なまでになされていて、当時の豪華さが蘇っているようだ。
 ここもキリスト教の迫害、伝導がなされた土地で、十二使徒の一人のフィリポが亡くなった場所。
死後数百年後に建てた建造物が所々残っている。


凱旋門と街道沿いに立つ柱
ローマ時代の遺構です
遺跡方面から見た石灰棚の一部
遺跡の西側に行くと、やたら墓が・・・
もちろん全部墓は中身がない。


書かれているのはギリシャ語
 帰り際、警備員さんと立ち話。
彼は、もともとトルコ人だけど、ドイツでの生活経験もあり、ドイツ語も堪能。
トルコではドイツ語を教えていた経験もあり、
ドイツ語で「ABCの成り立ちとギリシャ語」について話してくれたが、申し訳ない、
おれの理解は1%未満だった(笑)
遺跡が好きで、この警備員という仕事を始めたのが3か月前だという。
おお、そういう生き方もあるのかと、ぐっときた。
遺跡の出口まで墓だらけ・・・
 帰り際、近くの温泉街、カラハユットに足を向けた。
ゆっくりお湯に浸れる温泉に入りたかったのだ。
疲れているけど、疲れてない、そんな状態だったから、なんか温まりたかった。
入浴料がくそ高く、一瞬迷ったが、仕方ない、入ることにする。
ちなみに入浴料は25TL。(たぶんこれもふっかけられている、他の従業員に聞いたら「20TLくらいじゃない」との返事…)
お湯は、日本人にとっては快適な「ちょい熱」。
ぽかぽかになり、満足。
このカラハユト、韓国の旅行者が非常に多いようで、
街全体がハングル一色だった・・・
パムッカレもカラハユトも、韓国人観光客がツアーでも個人でもたくさん訪れていた

受付に戻り、「チャイをくれ!」と要求。
そしたら、受付のお兄ちゃんが「お金はいいよ!」という。
(ははーん、おれからぼった分、気を遣ってくれてんのか)と思った。

話は弾み、政府公認の温泉ホテルの受付にもかかわらず「女性と遊べるよ、1時間140TL(7500円くらい)、どう?」という話にまでなった。さすがは温泉街(笑)。

というわけで、今回は遠慮し、次なる町カッパドキアへ進みました。

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