2012年11月20日火曜日

クエラップ遺跡、雲上の都市でした

いまカハマルカという町にいるのですが、明日ゆっくり温泉につかってきます。
その名も「インカの温泉」・・・、どんなのだか。

ペルー北部のチャチャポヤスというところから移動してきたのですが、
クソ悪路を14時間移動した上、2度のパンクに見舞われました。
・・・ついてるな、おれ。

まあ無事転落せずに着いたのでよしとします。

さて、チャチャポヤスというところでは、クエラップ遺跡を見てきました。
このクエラップ遺跡は、標高3000m近いところに都市があったというところなのです。
マチュピチュを今回はパスするので、気持ち、その代わりにと思ったのですが、
実際、個人的にはマチュピチュと比してもそん色なく感動できるところでした。
チャチャポヤス文化が花開いたところで、軍事的にも祭祀的にも大きな都市だったといえるようです。
紀元前400年から紀元後1500年、つまりインカ帝国が滅ぼすまで栄えたようで、
なんと1000年間も、独自の生活様式を守っていたようです。

個人で行くの大変そうだったから、ツアーで行きました。
チャチャポヤスから2時間くらい山を縫って進む。
パッチワークのような山肌が素敵。

入り口から少し歩くと、遺跡が見え始める。

山頂の広範囲に遺跡が残っている。

遺跡自体の入り口はここ。


ここにもリャマさん。そうだ、スペイン語では「ジャマ」或いは「ヤマ」と発音します。
リャマは日本語にした読み方です。

これ家の壁に装飾が、「Ojos」と言っていたので、目のことでしょう。

この穴は、家の内部に掘ってあるのですが、
家族の遺体を埋めて、生きているものと共に同じ場所で
時を過ごしていたということでした。
何層も遺体を重ねてその上に石のふたをしていたとのこと。
当時の家々を再現したもの。
とんがり帽子の屋根。

このように数多くの家が居住区には建っていて、
それを想像すると、感動しました。

祭祀的に使用していた、高さ5mの施設。

ここは最大3000人が居住していたそうで、
一つの家の大きさはだいたい8mほど。
石でできている壁ですが、その石の90%はここで採石されたとのこと。

ここもマチュピチュ同様、石切の技術があったようです。
マチュピチュよりも時代は圧倒的に早いです。
そして、頭蓋骨手術の形跡もあったようです。

これだけ立派に遺跡が残っているのは、なかなか素晴らしいと思いました。

ペルー北部、なかなかに深く(地理的にも)、足を運ぶのに正直困難です。
見れる範囲で見ていこうと思っています。

次回の投稿は、レイメバンバのミイラ博物館について。

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