2014年9月11日木曜日

大英博物館はイギリスの中でも数少ない行きたかったところ(笑)

 物価高のイギリスにおいて唯一、そうおれにとって唯一よいことは、
博物館等が無料(実際には、喜捨ですが)であること!
 そりゃあもうたいへんな人の群れでございまして、前回行った14、5年前もこんなかんじだったなあと思い出しました。特に、ロゼッタストーンの前ね。

これだけの量の貴重な財産を、ここまで集めた大英博物館はえらい。
今回、おおと思ったのが、バビロニアの壁画。
いまは当然旅行者としては行けなくなってしまったであろうイラク周辺に栄えた国。
 戦いで首をとって凱旋した図
 この大々的な壁画におそれいりやした。

この大英博物館には、日本という括りがある。
一番奥という表現が合っているかわからないが、最上階のひっそりとした場所に「日本」がある。
 両国橋の様子
これ、よく見ると、北方領土は日本の領土ではないことになっている
ふるさと浅草の様子を描いた資料もあった
 さて、ここから、旧ローマ帝国。ここ大英博物館の史料では、広く浅くローマ帝国を扱っていて、
とてもわかりやすい。カーライルやモロッコのヴォルビリス遺跡、いまいるドイツのケルンなどは、
それぞれその土地で発見されたものを展示しているし、説明もしているので、深くまで解説してくれている。
一方、ここは全ローマ帝国地から集めたものを展示しているので、広く浅く解説されているというわけ。

すばらしき愛、ハドリアヌスと恋人のアンティノス、ここで並んでいるとは・・・

カエサルのきれいな禿頭は、いつの時代でも人をひきつけます
 アフリカコーナーで、ぐっときたもの。
 作品名は忘れたけど、銃で作られた木です。
モザンビークには内戦がありました。日本でも報道されていたのを覚えています。
現代を生きる若者たちが、未だ残る銃を少しでも減らそうと考え、分解しこの作品を作ることにしたそうです。

しかし、銃はなかなか集まらなかったそうです。そりゃそうですよね、一旦持ったものを引き渡すって難しいことです。そこで、生活物資と引換にするという手段を取り、少しずつ銃を解体していったと書かれていました。


大英博物館の近く(徒歩3分くらいのところ)に、民営だけど、外国人も泳げるプールがありました。
そこで泳いでいたら、エリックという初老の男性が声をかけてきてくれて、ロンドンにいるあいだ困ったら連絡しなさいという。惜しい、エリック、今日の夜もうロンドンを出るんだ、と告げると。

「じゃあ、ロンドンに次に来る理由になったわけだ!」と快く言ってくれました。

いつか出たいな、ロンドンでのマスターズ・・・笑

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