2013年6月2日日曜日

NHKを見ていて

ヘイトスピーチ。NHKの朝の番組(こちらでは夜の6時に放送している)で、東京新大久保で行われていた在日韓国人に対するデモの様子が放送されていた。そのデモの様子、デモを行う人々の言葉が醜悪であることなども読み取れた。国会でもそのデモの話題が取り上げられ、新大久保の街では反デモの署名が約1万人分集まっていることなども報道されていた。また、対策として、人種差別禁止法というものの制定も考えられうるということもニュースの中で話されていた。

この間、ビザ取得のために行ったサンタクルスの街で聞いた話だけど、「ボリビアではあんまりチーノチーノ聞かないね。」(この場合の「チーノ」は、いい意味で使われていない、冷笑を浮かべて馬鹿にした様子で使われる「チーノ」)というと、ボリビアでは最近、人種差別禁止法のようなものができたのだという。だから、そういうような活動をすることはできないんだというのを聞いた。ボリビアは、他民族国家ですから、必要なのかもしれません。

2004年のサッカーアジアカップでの日本と中国の戦いを今でも覚えている。君が代斉唱のときに、大ブーイングされたことを。相手のことを考えると、そりゃやっちゃまずいよなと考えることができるんだけど、冷静じゃなかったり、あまりに憎しみがたまっていたり、マスになっていたりすると、それをしてしまうのかもしれませんね。

いろいろ歩いていると、「お前の国は、技術すげーな」とか「経済的に成功したよな。」という話はしょっちゅう聞くんだけど、こんな話も聞いたことがあるんだ。どこの国の人から言われたかは忘れたけど「(日本人は)賢いし、冷静だし、落ち着いて話ができる」と。利害関係があって、その彼に少なからず日本が良い影響を与えているのかもしれないけど、そういわれてやっぱり嬉しかったな。(余談だけど「おれはそうするように努力するよ」って答えた笑)
他の国からそのように見られているかもしれない日本。だからこそ、早急に対策に動く日本であってほしいなと、外から見て思った。そして、そういうことに無関心が大多数の日本であってほしくないなあと思った。

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