2014年1月21日火曜日

プエルトマドリンのバルデス半島

バルデス半島は、ペンギンやアザラシなどが間近で見られるということで有名。
ここプエルトマドリンには、3日間ほど滞在して、のんびりしていますが、
そのうちの丸1日をかけて、ツアーに行ってきました。
今日も写真が多くなってしまう・・・

早速、プンタカントールという半島の大西洋側に行き、ペンギンさんとご対面。
柵がありましたが、彼らペンギンさんたちは、人間がそこにいようがいまいが驚きもせず、
ペケペケと歩いていました。
 スペイン語でペングゥイーノ・マガジャーデスといいます、マゼランペンギン。
南米の先っちょに、マゼラン海峡というのがあります。
ウシュアイアという町にいく途中で通ったチリにある海峡です。
荒々しく、強風吹きすさぶ中、フェリーで通ったことを覚えています。
水も相当な冷たさだったと思う。

そんなマゼランペンギンは、この温かそうな海にきて、子どもを生育させています。
 少し大きくなってきた子どもペンギンも見かけました。

 体重移動をしながら歩く姿は、見ていて飽きないです。
 ぼーっと立ち尽くしている様子もかわいげがある。
このペンギンの前には・・・
 こんなかんじで人々が写真を撮っている。(笑)大人気でした。

このバルデス半島は、北からの海流と南からの海流がぶつかるところであり、
動物達にとって、かなり栄養状態の良い海域だそうです。だから、様々な動物が集まるのです。
 アシカも見られました。これは普通のアシカですが・・あとでオタリア(シーライオン)が登場します。
 化石も多く見つかる地域。主に、貝殻でした。
 これは、チョイケってスペイン語で言ってたけど、たぶんダチョウ。
 こんな景色と生態系、何もないけど、何か印象に残る地域です。
ここも、パタゴニアだなあと、そう感じました。
かのダーウィンもそう言っていたそうです。

朝8時にスタートしたツアーは、国籍が様々だったので、私はハポンと呼ばれていました。
珍しく、英語でもスペイン語でも説明してくれる丁寧なガイドでした。
 これがその、オタリアの群れです。アシカの種類だそうですが、
シーライオンと英語では呼ばれています。ちなみにスペイン語ではLobo Marino(ロボマリーノ)。
 オスが特徴的な形をしていて、頭部にふさふさがついています。
大きいものだと300kgくらいあるそうです。
 寝ているロボマリーノ。
 木陰で休むロボマリーノ。
 海とたわむれるロボマリーノ。
 子どもロボマリーノ。
 海岸沿いにむさーっといました。メスは1年間かけて子どもを産むそうです。
そして、オスは何頭でもメスを妻として迎えるそうです。10何頭でも可、みたいな。
 そして、気性が荒く、今は特に、縄張り争いをする時期のようで、あちこちで
ウオーウオー言いながら、バチンバチン体の張り合いをしていました。
ツアー行くと、説明をしっかり覚えて帰ろうとするんだけど、結局忘れちゃうんだよな。

しかし、「動物にはあまり興味がない」と言っていままでガラパゴス諸島やペルーなどの動物で有名な場所を避けてきたけど、なんか急に、ライオンやキリンを見たくなった。
というわけで、だんだんとアフリカに行きたくなってきた。



ここからは閑話休題。

今回のツアー料金は、400ペソ+入場料130ペソ。
だいたい8000円というところでしょうか。
しかし、例の闇両替だといま1ドル11.9ペソという報道。公式だと6.81ペソだ。
ちなみにこの数値は、首都ブエノスアイレスで両替すると、だ。
公式レートで計算すると、8000円くらいになる今回のツアー代金。
闇レートで計算すると、5000円くらいになる・・・。

闇レートというと聞こえが悪いので、普段使われている言葉「青ドル」を使います。
宿の人に青ドルどこかで替えられないかな?って聞いたら、公式レートにしなさい、と言われた。
(でもどうしても替えたいなら、1ドル7ペソで替えてあげてもいいわよ、と言われた。ちゃっかりしているおばちゃんである)
両替所にいって、余っているチリペソをアルゼンチンペソにしたんだ。
そのときにちょっと話をしたの「いま青ドル11行ってるけど・・・」って。
そしたら、雰囲気的にね「(だからそれがどうしたの?)うちは、公式でやるよ。」というかんじ。

結局私は青ドルで替えてるんだけど、
露天というか、道端の本屋さんみたいなとこで「どこかで交換できないかな・・・」とボソッというと、
「いくらだ?」と言葉短めに聞き返してくる。
「いくらで替えられる?100ドルだけど。」
「10かな。」
「んー、200ドルだすけど、10.5でどう?」
「オッケー、じゃあこっちに来て。」と、店の奥に連れて行かれる。
そこでこっそり交換するのだ。
やっぱり、公式からすると、ダメな行為みたいだね。

物価高を考えると、公式ではやっていけない今日この頃。
アルゼンチンの国民もドルをほしがっている。こうやって得たドルを生活のペソにまた両替するのか、それともいざというときのために蓄えておくのか・・・

この青ドルが、いまのアルゼンチン経済に混乱をもたらしているのか、
それともアルゼンチンの経済状況が青ドルを自然発生的にもたらしているのか。
ちなみに、政府の介入もたまにあるようだけど、この上昇は収まらないもよう。
ここんとこ知りたいんだけど、聞いても、100%理解できないんだよね。くやしい。
ブエノスアイレスの知り合いのところに泊まったときにきっと聞けると思うから、
それまで待っていよう。


ちなみに、報告が2つ。

一つ目、たったいま宿で盗難にあいました。
たぶん、朝ごはんを食べている隙にカバンから抜かれました。
ブラジルへアイスを1万円分もっていたのですが、それをこっそりとメモ帳から。
いい勉強になったと思い、気を引き締めなおします。

二つ目、4月に一時帰国することになりました!
当初予定していた11月ではなく、4月です。ケニア→香港→大阪→成田という経路ですが。
いまからわくわくしています。

2 件のコメント:

  1. アルゼンチンは10年くらい前に国家破産したばっかな記憶があるけど、また大変なのかまだ大変なのかw
    ちなみにこないだ移民資料館をなんとなく見てたら、ボリビアも30年前にスーパーインフレで1万倍以上まで物価上昇したことがあると聞いてちょい興味あったり。
    しかもドルもまた2月7日(だったか?)デフォルトがなんやら言ってるけど大丈夫なんかね?
    通貨の信用に関する情報は全然見極められんです^^;

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    1. いまね、輸出入の制限がある法律も通ったみたいで、ますますドルが必要になってくると思われるんだ。アルゼンチンの政府も介入して、ドル高に対して操作しているみたいだけど、効果なさそうでさ。見たよ、あの資料館でのお札の数字を。アルゼンチンに対しては、この先どうなるんだろう・・・という全く先が見えないかんじ。

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