2014年12月20日土曜日

ムンバイにある、エレファンタ島

話は前後しますが、
日本から仕事で出張に来ている方と一緒に、ムンバイからフェリーで1時間ほどのところにある
エレファンタ島に行ってきました。

しかしムンバイは広い!
こんな大都市は、たぶんサンパウロ以来の大きさ。
東京やニューヨークなんかの大都市は、高層ビルのある地域ががつっと集中しているけど、
ムンバイでは、広々と奥の方まで広がっている。

ムンバイさきっちょのインド門からフェリーが出ている。
このインド門はイギリス支配下にあったときに建立されたもの。
近くにあるタージマハルホテルは、TaTaさんが建てた超高級ホテル。
左がTaTaさんのホテル、真ん中の高い建物も新ホテル
右にある門がインド門

このTaTaタタさんの話を聞いたところ、たまげた。
インドは貧富の差が激しいと言われるが、富裕層のもつお金の量が天文学的な数字だと言われている。
このタタさんに関係するの会社企業は、日本の至るところにある。
海底トンネルのケーブルや携帯通信会社などがおれの知っている範囲だけど、
とにかくインドでは大富豪。
国立博物館みたいなのがあるらしいのですが、友人曰く
「ありゃ、TaTa博物館だね。小さいものから大きいものまでTaTaに関係するものがこれでもかってくらい置いてある。」
おお、National Museumに個人的なものを置くっていう、有無を言わせないところがたまらなく豪快だ。
フェリー往復160ルピー、片道1時間くらいだったかな

エレファント島の入場料は250ルピー(外国人価格)。
一方インド人の入場料は10ルピー。なんと25倍!
16世紀にポルトガル人によって発見されたこの島、ヒンドゥー教の彫刻が残されています。
同行の友人が「第一窟が最初で最後の見所!」と言い切るほど第一窟の彫刻の
特にシヴァ神の上半身像、多くの像が描かれている壁なんかは微笑んじゃうくらい感動した。




歩いていて、暑さが堪えるが、これでも暑くないほうだという。
乾季でさえこの湿気。そう、湿気があるにもかかわらず、ここそんなに彫像が黴びてない。
これもまた不思議なところ。
アジャンターとエローラに行ったあとに訪れたからそんなに強烈さは自分の中にはこみ上げてこなかったけど、これらの像が6世紀から8世紀にかけて作られていたこと、そしてその規模には驚くな。

インド人は外国人に「写真を撮ってもいいですか?」と聞くことが多い。
ちゃんと断るところが偉いなって思うんだけど、一旦「いいよ」というと観光したいのに全く前に進めなく困るときがある。


夜はこちらで働いている方々とお食事。総勢7人。
日本人と団体で食事をするのは日本にいたとき以来で、ありきたりな感想だけど、旅人や観光客とは全く違う目線で生活しているということ。

1週間お世話になったタカシさんに最後の最後まで甘えっぱなし。

そうそう、この2年半の中で、良い言い方をすれば「他者に頼ることができるようになった」と言えるけど悪い言い方をすれば「誰かがいれば自分からは何もしなくなった」ってなったな。
でも、おれにとっては、確実に、そういう点では良くなりました。
働いている中ありがとうございました!

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