2012年12月4日火曜日

5000年前の遺跡とリマ滞在

 修復された箇所が多いと聞きましたが、今から5000年前の遺跡、カラル遺跡です。
リマからのアクセスで、リマからHuachoワチョというところまでバスで移動し、
そこから、バスがなかったので、タクシーで片道1時間。高くつきました。
おっちゃん150ソルという往復料金を提示するも、なんとか80まで落とすことができた。
リマでツアーを探すことができなかったので、やむなし・・・。
 5000年前の遺跡ということで、どんな建築物があるのか楽しみでした。
教科書で有名なメソポタミア文明が5200年前、
エジプトの文明が4700年前、黄河文明が3700年前、
ということで、それらと比べるとだいぶいい線いってる文化がここにもあったということです。
上の写真中央にある階段は、オリジナルということでした。
マチュピチュにもある石時計
 祭祀的な儀式があったということや、そういう儀式を行う存在がいたことや、
ピラミッド様式の建築物が発見されていることや、とにかく石を使う文化だったことが分かっているそうです。
そして、交易の様子があり、こう見えても海が近い土地ですので、網を結って
海で使用していたということも分かっているそうです。
くじらの歯も発掘されているようです。

網がこの文化を特徴付けているようです
丸一日費やすことになってしまったカラル遺跡。
リマでは他には、天野博物館に行って、久しぶりに日本語の説明を聞くことができました。
天野博物館では、プレインカ時代の発掘物がわかりやすく展示されていて、
ペルーをまわる前に訪れておくと、効率がいいだろうなと思ったところでした。
プレインカとは、インカの文化が花開く時代が1500年前後ですので、
それ以前の文化を総称してプレインカというわけです。
その中でも、地域ごと、時代ごとにペルーで花開いた文化は多々あり、
自分が訪れた中でも、
北部では、チャチャポヤ、クエラップ、モチェ、シカン
中部では、ワリ、
南部では、イカ、これから行くであろうティワナク
などがあるようです。

それぞれの文化が花開き、滅ぼされたり、内部紛争でなくなっていったり、
その文化の良いところを受け入れて後に引き継がれていったりして、
最終的には、ペルー全土的にインカ帝国につながっていくというイメージが
自分の中にはできてきました。

さて、ここからは、facebookにも載せた記事を載せます。
リマを出るときに、バス乗り場でひと悶着ありました。
中南米では、顔見て笑われるとか、指差されてチーノチーノとか、食堂に入ると嫌な顔されるとか、
全部受け流していますが、意外と傷つくことされてきました。
今回は、バス乗車についてです。
これも事実として頭に入れておきますが、友人が言っていた通り、
全部受け入れていると体も心ももたないので、忘れようと思います。
以下、フェイスブックに載せた本文です。

ペルーのリマを出てイカという町に到着。今週中にプーノ、そして
ボリビアに移動します。さて、リマを出るときに嫌な経験をしました。乗車拒否です。「ノー、ハポネス!」と言われ乗せてくれませんでした。納得がいかないのでバスが出たあとも詰め寄りましたが、より嫌な感情しか生まれませんでした。いい人も多いのは事実だと思います。しかし、嫌な感情をもつ人もいるのも事実。写真はリマから3時間のところにある5000年前に栄えたといわれるカラル遺跡。

i am in Ica de Peru and ...
heading to Bolivia in this week. i had a small complaint. when i took a bus from lima, i could not take the bus by saying"No, japanese!" this was the first time about this kind of discrimination. the bus was gone and talking to the peruano, but nothing turned to be better. i would like to think the words"take the good, leave the bad" that were given from my friend. but am i too sensitive? or.
the photo comes from ruins of Caral that were flourished 5000yrs ago.

yo soy en Ica de Peru y voy a Bolivia en esta semana. oiga, hoy quando sali de lima, alguin me dijo"No, japones." y no podia tomar el bus. lo siento mucho. la discriminacion de parabras hace me triste siempre. a mi no me gusta la parabra chino tambien en centroamerica y suramerica. esos sean tambien un tipo de discriminacion. yo quiero derechos humanos para caminar libre en suramerica. tambien yo tengo identidad nacionales como japones. pero yo entiendo y creo que hay mucha gente amable tambien. foto de ruinas de Caral.
いろんな人に伝わるかなと思い、英語とスペイン語でも書いておきました。

日本でも、外国人に対して、いや日本人同士に対してもあることなのかもしれません。
「差別」、嫌な言葉ですよね。
まずは、自分がしないように、そう考えても言葉に出さないようにしようと心がけないと。

2 件のコメント:

  1. うん、濃いぃ~生活の毎日。
    素敵な出会いと同時に残念な出会い。
    世界は広い!!という一言ではあまりに簡単ですが、その経験を避けることはできないのかな、とも思います。
    その後の旅の歩み方は、自分次第です。
    とは言え、乗車拒否は凹みますね。それ、経験ないデスね~。泥棒容疑で、警察には連行されましたけど(笑)
    頑張れ~。

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    1. ありがとうございます。泥棒容疑…それは切ないです(泣)。
      忘れられない思い出ですね、そこまでいくと。
      8年前に旅していたときは、自分が理解していなかったのか、言語がわからなかったためか、今となってはわかりませんが、そこまで悪い印象はもたなかったペルー。だいぶ印象は変わってしまいました。もちろん良い人、よくしてくれる人はいますが、悪い印象を与える人の割合が増えた感じがします(あくまで自分の印象です)。以前よりネットが普及したことが大きな時代の変化だと思うのですが、それがここまで…。帰ったら詳しくお伝えしますね。
      なんだか、気にせず行こうとしていたら、だんだんと不感症になっていく自分がいます(笑)いやなことにも鈍感になっていく自分。それはそれでいやで。

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